前回のつづき⇒
これまで10回にわたって、オフショア決済代行会社の作り方について、やや専門的に解説してきました。
ここまでシリーズを丁寧にお読みいただいた方は、オフショア決済代行会社がどのような目的で設立され、どのようなポイントで運営されているのか、垣間見ることができたのではないかと思います。基礎は大事ですので、必ずすべて理解するようにしてください。
そのうえで、シリーズの最後で、あえて言いたいのは、一番大事なことはやり切る覚悟です。
資金力されあれば、レベルの高い人材とシステムを確保できますので、事業免許(ライセンス)は誰でも取得できます。
しかし、本当の経営はそこから始まります。
オフショア決済代行会社は国際的なフラットな競争にさらされます。すべての市場、すべての産業、すべてのセグメントに強い競合がいて、それを超えるサービスを開発して、魅力を十分に伝えられなければ、勝ち目がないと心づもりしておくべきです。
システムエラーを復旧できずに顧客が離脱する、リスクの高い決済を処理してしまいアクワイアラーとの契約を切られるといった大きなトラブルも、年に数回おきるかもしれません。
それでも、経営者として、内憂外患に負けずに、むしろ、成長機会にするくらいの気持ちで経営しない限り、ステークホルダー見放され、事業が消えていく定めにあります。
新規ビジネスは失敗が当たり前です。それでも必勝法を求めるならば、経営者が成功するまでやり切る覚悟があるかどうかに尽きます。
やり切る覚悟で挑戦したい方がおりましたらご連絡ください。
オフショアの専門家として、新たな景色をお見せできる日を心待ちにしております。
ご相談はメールより承っております。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com